• 症例

2026.10.29

銀歯の下にできたむし歯を除去した50代女性


Before
左下7番には、保険診療で製作されたメタルインレーが入っていました。しみる・痛むといった自覚症状はありませんでしたが、診察時に銀歯の下にむし歯が見つかりました。
After
浸潤麻酔を行い、メタルインレーを取り外しました。詰め物の下に認められたむし歯を除去しました。自覚症状がなくても、以前治療した歯にむし歯が生じている場合があります。


今回の症例で知っておいてほしいこと
一度治療して詰め物を入れた歯でも、その後ずっとむし歯にならないわけではありません。今回のように、しみる・痛むといった症状がなくても、銀歯の下にむし歯ができていることがあります。

抱えていたお悩み(主訴)

今回の患者様は50代の女性です。

左下の奥歯には、以前の治療で装着されたメタルインレーが入っていました。

しみる・痛むといった自覚症状はありませんでしたが、診察時に銀歯の下にむし歯が見つかりました。

むし歯は必ずしも痛みを伴うわけではなく、症状がないまま進行している場合もあります。

今回は、むし歯が認められたため、現在の詰め物を取り外して治療を行うことになりました。

治療部位

左下7番

患者様の状態

左下7番には、保険診療で製作されたメタルインレーが装着されていました。

患者様には、冷たいものがしみる、噛むと痛いといった自覚症状はありませんでした。

しかし、診察時に銀歯の下にむし歯が確認されました。

一度治療した歯であっても、詰め物の周囲や内部に再びむし歯ができることがあります。これを二次う蝕といいます。

特に詰め物の下にできたむし歯は、患者様自身では気づきにくい場合があります。

そのため、痛みなどの症状がなくても、定期的に歯や詰め物の状態を確認することが大切です。

治療内容

左下7番に装着されていたメタルインレーを除去しました。

治療時には浸潤麻酔を行い、詰め物を取り外した後、歯の内部の状態を確認しました。

銀歯の下にはむし歯が認められたため、むし歯になっている部分を除去しました。

今回の治療では、以前の詰め物の下に隠れていたむし歯を確認し、取り除くことが重要な処置となりました。

詰め物を選ぶときに知っておいてほしいこと

今回の症例で特にお伝えしたいのは、一度治療して詰め物を入れた歯でも、その後ずっとむし歯にならないわけではないということです。

今回の患者様は、しみる・痛むといった症状がありませんでしたが、銀歯の下にむし歯が見つかりました。

詰め物を長期間使用していると、歯との適合状態やセメント部分の経年的な変化などによって、歯と詰め物の境目からむし歯が生じることがあります。

詰め物を選ぶときに考えたいポイント
材料の特徴 メタルインレーやCAD/CAMインレー、セラミックインレーなど、それぞれの材料に特徴がある
歯との適合性 見た目や費用だけでなく、歯との適合性についても考えることが大切
治療する歯 治療する歯の状態や場所、噛み合わせなども踏まえて材料を選択
治療後の管理 治療後も定期的に状態を確認し、詰め物やその周囲の歯を管理していくことが重要

メタルインレーやCAD/CAMインレー、セラミックインレーなど、それぞれの材料には特徴があります。

治療する歯の状態や場所、それぞれの材料の特徴を理解したうえで、自分に合った治療方法を相談して決めることが大切です。

また、すでに詰め物が入っている歯についても、「治療したからもう安心」と考えるのではなく、定期検診などで状態を確認していくことが、詰め物の下で生じるむし歯の早期発見につながります。

症例情報
年齢・性別 50代女性
主訴 自覚症状なし。メタルインレーの下にむし歯を確認
治療部位 左下7番
治療内容 浸潤麻酔後、メタルインレーを除去し、内部のむし歯を除去